山中湖から甲相国境尾根

2010.05.22


Part1 Part2 Part3


爽やかな緑の国境尾根を歩いていく。写真はバラシマ峠をすぎたあたり。

しかし、それにしても、虫が非常に多いのには参った。小さなハエのような虫が1m四方に10匹は飛んでいそうな感じ。写真を撮るために立ち止まるとすぐにまとわりついてくる。どうもカメラが好きなようで、レンズにくっついては撮影を妨害する。虫除けのスプレーを持ってきたが、全く効かなかった。
259号鉄塔と富士山

全般的に穏やかな道が続くが、大棚ノ頭の少し前に1ヶ所だけ鎖場がある。
7時57分、山伏峠への分岐点に到着。ここから菰釣山までは3年前に一度歩いている。すぐ近くに大棚ノ頭があるが、ピークを巻くように道がつけられている。(山頂への道もある模様)
虫が多いこと以外は快適な尾根を進む。
8時36分、石保土山。ここで10分ほどおやつタイム。人の気配は全くないが、あちこちから鳥のさえずりが聞こえて賑やかである。写真は山頂をすぎて振り返ったところ。
9時08分、西沢ノ頭を通過。菰釣山までの間、いくつもの小さなピークを越えていく。
爽やかな新緑はいいのだが、あまりにも景色に変化がなく、さすがにちょっと飽きてきた。こんなふうなところを、もう2時間以上歩いている。左手にはずっと道志山塊の御正体山が見えている。
樅(もみ)ノ木沢ノ頭の手前で、菰釣山らしきピークが見えた。

樅ノ木沢ノ頭から少し歩いたところで、なんかヘンな動物がいるなと思ったらムササビではないか!
こんなに明るい時間に一体どうしたのか? 尾の付根あたりの毛が抜けてしまっているのは病気か怪我か? などと考えていると、突然、マントを開いて近くの木に飛び移った。一瞬の出来事でカメラを構える暇もなかった。右側は飛び移ったあとの写真。もう一度飛んでもらおうと思って手をパンパンたたいたりしたが、相手にされなかった。



菰釣山の手前にブナノ丸というピークがある。確かにブナの木が目立つ気がした。ピークを過ぎて菰釣山へ向かう途中、ブナが街路樹のように綺麗に並んでいるところがあった。




10時43分、菰釣山に到着。標高1379m、本日の最高地点で昼食タイムとした。
ここまで全く人に会わなかったが、菰釣山でついに他の登山者に出会った。2組のグループから記念撮影のシャッターをお願いされた。あいかわらず虫が多くて、ゆっくりと寛ぐことはできない。


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丹沢ハイキング