山中湖から甲相国境尾根

2010.05.22


平野バス停 -- 高指山 -- 石保土山 -- 菰釣山 -- 城ヶ尾峠 -- 大界木山 -- 畦ヶ丸 -- 西丹沢自然教室

Part2 Part3

5月も後半になり、丹沢歩きには少々暑い季節になってきました。でも、標高の高い山中湖からスタートすれば涼しくて気持ちよいのでは? ということで、山中湖畔の平野から甲相国境尾根に入り、菰釣山・畦ヶ丸を経由して西丹沢自然教室まで歩いてみることにしました。平野から山伏峠への分岐点までと、菰釣山からモロクボ沢ノ頭までは、今回が初めての部分です。




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歩行距離:約20km 累積標高:1600m(登り) 約2000m(下り) マーカーの位置は城ヶ尾峠

【時間の記録】

平野バス停
高指山
山伏峠への分岐
石保土山
樅ノ木沢ノ頭
菰釣山
菰釣山避難小屋
城ヶ尾峠
大界木山
モロクボ沢ノ頭
畦ヶ丸
西丹沢自然教室


05 : 57 発
06 : 52 着 - 07 : 02 発
07 : 57 着
08 : 36 着 - 08 : 47 発
09 : 32 着 - 09 : 41 発
10 : 43 着 - 11 : 26 発
11 : 43 着 - 11 : 50 発
12 : 58 着 - 13 : 14 発
13 : 37 着
14 : 24 着 - 14 : 34 発
14 : 58 着 - 15 : 10 発
16 : 57 着





長くて時間のかかるコースなので、前日のうちに山中湖畔の平野まで移動することにした。

中央線の大月駅で降りて、富士急行に乗り換えた。富士急といえば、いつも西丹沢へ行くときお世話になるバスだが、電車に乗るのは初めてである。


線路は単線だし、車内の雰囲気といい車窓からの風景といい、いかにもローカル線らしい情緒にあふれている。鉄ちゃんではない私でも少しばかり萌えを感じてしまった。しかし、運賃が高いのには驚いた。大月から富士吉田まで、営業キロ23.6kmで990円である。中央線が東京駅から三鷹駅まで24.1kmで380円なのを考えると、すごい値段だ。

富士吉田からバスに揺られること40分あまり。こちらの運賃もなかなかのものである。終点の平野で降りて、予約しておいたとある旅館へ。宿は貸切状態だった。


翌朝午前4時44分、泊まった部屋からみた富士山。窓を開けるとひんやりした空気が入ってきた。さすが山中湖、いい感じである。
平野のバス停の隣にセブンイレブンがあり、ここで食料を調達した。
5時57分 セブンイレブン近くのT字路より県道に入った。「この道は国道413号線ではありません」とかかれた標識がある。


いよいよ、20kmにおよぶ長旅のスタートである。前日ほどではないが、この日も今の季節にしては高めの最高気温が予想されている。バテずにゴールできるだろうか。
山中湖の平野というと、学生時代にテニスサークルなんかに入っていた人にとっては、懐かしい場所かもしれない。このあたりの土地は、合宿向けの旅館とテニスコートやグラウンドで埋め尽くされているといっても過言ではない。
しばらくすると東海自然歩道の道標が現れた。三国峠のほうではなく、高指山(たかざすやま)のほうへ進んだ。
テニスコートのネット越しに小高い丘のような山が見えてきた。どうやらこれが本日最初の目標である高指山のようだ。


この先、東海自然歩道は道路を左折するところを、さらにまっすぐ進んだ。
未舗装になった道路をしばらくいくと、道が二つに分かれていた。どちらに進んでもよさそうだが、左側のほうを選んだ。
やがて、廃車になったバスが置いてある広場のようなところに行き当たり、登山道の入口らしきものが見つかった。
雑木林の中を歩いていくと・・・
ほどなく山梨県と神奈川県の県境をなす尾根にたどり着いた。さっそく神奈川仕様の道標が出迎えてくれた。さすがは道標王国神奈川県、このような辺境の地でも手抜きがない。

6時52分、尾根に入って20分足らずで高指山に到着。今回は最初にこの景色を見てしまったが、西丹沢から国境尾根を延々歩いて最後にここにたどり着くと感動的かも。


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丹沢ハイキング