神ノ川から檜洞丸
2006.04.22

日陰沢橋--ヤタ尾根--熊笹ノ峰--檜洞丸--熊笹ノ峰--犬越路--日陰沢橋


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神ノ川の日陰沢橋からヤタ尾根を経由して檜洞丸に登り、帰りは犬越路をまわって日陰沢橋に戻るというコースです。ヤタ尾根というのは、Googleで検索しても数十件しかヒットしないので、かなりマイナーなルートなのか? 一年ぶりにW隊員との丹沢歩きとなりました。


高尾山上空10000mより(カシミール3D使用)



歩行距離(沿面距離):9.7km 累積標高:1250m(上り下りとも)



 【コースタイム】
 日陰沢橋
 登山道入口
 熊笹ノ峰
 檜洞丸
 熊笹ノ峰
 犬越路
 日陰沢橋
08:35(発)
08:45(発)
10:54(着) - 11:23(発)
11:57(着) - 13:11(発)
13:36(発)
15:05(着) - 15:30(発)
16:31(着)



W隊員の車で道志道(国道413号線)から神ノ川林道に入った。日陰沢橋のゲートまで来ると、思ったよりたくさんの車が停まっていた。といっても10台くらいだけど。一日300円という神ノ川ヒュッテの駐車場に停めさせてもらったが、ヒュッテはシーズンオフで営業しておらず、料金をとられることはなかった。

山の斜面は新緑の淡いグリーンに覆われはじめていた。薄いピンクの山桜がポツポツと逆光気味の光に輝いて、写真撮影のために来てもいいくらいだ。
ゲートを越えて林道を10分ほど歩くと、ヤタ尾根への登山道の入口があった。え、こんなところから登るの?という感じで、標識がなければ通り過ぎてしまいそうだ。(左の写真)

登山道に入るとすぐにジグザグの急登になった。上のグラフを見ても分かるように、ヤタ尾根は2.5kmほどで1000m近い標高差を一気に登るという、相当きついコースである。急な登りが延々と続いた。
登り始めて少しの所に咲いていたミツバツツジ。
杉林の中をひたすら登る。30分ほどで林道を横切った。大室山が見えた。その後もひたすら登った。平坦なところはほとんどない。

1時間と少したって、ようやく傾斜が少し緩んだ。同時に、杉の植林帯が終わってブナの林になった。比較的若いブナの木が広範囲に、しかもかなりの密度で生えている。こんなところは丹沢の中でもあまりないのでは?

10時29分、熊笹ノ峰まで450m。まだまだ登りが続く。このあたりでスタミナ切れというか、すっかりバテてしまって大幅にペースダウン。まだW隊員はまだ元気そう。
熊笹ノ峰の手前まで来ると、ブナの大木が多くなった。写真のようにとんでもない形をしている木もある。もう少しすると新緑が芽吹いてくるのだろう。

10時54分、ようやくヤタ尾根を登り切って稜線に出た。と同時に富士山の素晴らしい景色が視界に飛び込んできた。この日は春にしては珍しく空気がとても澄んでいてクッキリと見えた。ベンチが置いてあったのでここで休憩。甘いものを食べて少し元気になった。

南アルプスもバッチリ

正確にいうと、稜線に出たところ(ベンチの場所)から少し檜洞丸方面に進んだところが熊笹ノ峰。そこから檜洞丸まで、多少のアップダウンはあるが比較的なだらか。右手に富士山も見えるし、今回のコースで一番極楽な部分である。
11時57分

妙に大勢の人が休憩しているピークがあるなと思ったら、それが檜洞丸だった! 頂上はもう少し先だとすっかり勘違いしていた。北側から登るのは初めてとはいえ、檜洞丸に来たのはもう5回目である。ちょっと情けない話だ。

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丹沢ハイキング