宮ヶ瀬-丹沢山-ヤビツ峠
2012.03.19 - 20
宮ヶ瀬(三叉路) -- 丹沢三峰 -- 丹沢山 -- 塔ノ岳 -- 表尾根 -- ヤビツ峠
丹沢山のみやま山荘に泊まってみようということで、宮ヶ瀬からヤビツ峠まで縦走しました。
当初はユーシンから不動ノ峰経由を考えていましたが、雪が多くて大変そうなのでやめました。
歩行距離:約20km 累積標高:約2200m(登り)
【時間の記録】 宮ヶ瀬(三叉路) 高畑山 本間ノ頭 丹沢山 【2日目】 丹沢山 竜ヶ馬場 塔ノ岳 新大日 烏尾山 三ノ塔 二ノ塔 富士見橋 ヤビツ峠 |
08 : 58 発 10 : 32 着 13 : 09 着 16 : 04 着 07 : 40 発 08 : 12 着 - 08 : 28 発 09 : 30 着 - 10 : 08 発 10 : 53 着 - 11 : 05 発 12 : 07 着 - 12 : 46 発 13 : 21 着 - 13 : 35 発 13 : 50 着 - 14 : 02 発 14 : 49 着 15 : 14 着 |
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宮ヶ瀬 | ||
本厚木駅 7時40分発の宮ヶ瀬行バスに乗車。終点のひとつ手前、三叉路で下車して少し歩くと登山口に着く。道路が混んでいたせいか、バスは1時間ほどかかった。 林道の右手に登山道入口、左手には宮ヶ瀬ダムの湖面が広がる。ここからスタートするのは3年ぶりだ。3年前は一日で大倉へ抜けたのでかなり気合が入っていたが、今回は丹沢山で一泊する。雪があることを考えても、かなり余裕のはずだ。 |
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余裕をかまして、杉の枝を揺らして遊んでみた。今年は少ないと言われているが、花粉はしっかり生産されている。 ←白っぽい粉末が杉花粉 |
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丹沢山までは11kmの長丁場である。丹沢三峰のアップダウンがあるので、累積標高は1600m以上になる。後半は雪で大変そうだから、体力温存のためゆっくり目に歩いた。 ←登りはじめは少し急だが、そのあとは写真のようにのんびり歩ける部分もある。 |
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高畑山 |
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1時間半ほどで高畑山(766m)に到着。 以前あった展望台は撤去されて、解体後の木材が積まれていた。そのうちヘリで搬出されるのだろうか。 |
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尾根の北側斜面を通過するところは、わずかに雪が残っている程度。 | ||
金冷シ付近で宮ヶ瀬ダムがよく見えるポイントがある。 | ||
その直後の、ちょっと面白い場所。大きな岩にステップが刻まれている。 このあたりはまだ雪がなく快調に進めた。 |
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朝のうちは晴れていたが、いつのまにか空が灰色になってしまった。 ←妙に立派に見える大山。 |
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標高1047mの傾斜が緩むところで急に雪の量が増えた。 深い所で50cmほどの積雪があり、先行者の足跡を追っていても、ときどき膝のあたりまで埋まってしまう。 |
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特に本間ノ頭までの登りは雪が多くて傾斜もきつめなので、大幅にペースダウン。1km(標高差300m)を進むのに1時間もかかってしまった。 先行者の足跡をみるとそんなに深くは沈んでいないのに、自分が通るとズボっと埋まる。これは体重の差か? |
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本間ノ頭 |
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丹沢三峰の最初のピーク、本間ノ頭(1344m)に着いたのは、13時09分。スタートから4時間以上もかかってしまった。こんな調子で明るいうちに丹沢山に着けるのだろうか。 仮にこの先も1km/hのペースだとすると、丹沢山に着くのは17時頃になるし、この先さらにペースダウンする可能性もないわけではない。しかし、ここは日本人らしく根拠のない楽観論に従い、少し休憩してから先へ進むことにした。もっとも、このコースを過去に一度も歩いたことがなかったら、引き返したかもしれない。 |
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幸い、本間ノ頭から無名の頭にかけては雪がそれほど深くなく、そこそこのペースで進むことができた。 | ||
14時03分、円山木ノ頭(中峰)を通過。 次の太礼ノ頭まではアップダウンが大きい。100m標高を下げたあと100m登る。 |
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円山木ノ頭を過ぎた所で丹沢山方面の展望が開けた。ゴールはまだあんなに遠い。 |
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14時40分、太礼ノ頭。丹沢三峰の西峰である。ブナの巨木が目立つ。 | ||
15時10分、瀬戸沢ノ頭を通過。 丹沢山まであと1.2km。これでなんとか丹沢山にたどり着けそうな気がしてきた。 |
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ひたすら先行者の足跡を追う。おそらく前日あたりに登った人の足跡だろう。 | ||
丹沢主脈の山々が迫ってきた。もう少しだ。 天気予報は夜に雨マークが出ていたが、早くも雪がチラチラしてきた。 |
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雪は一段と深さが増してきて、太股まで埋まってしまうことも。 | ||
丹沢山に着いたのは16時04分。スタートから7時間もかかってしまった。気温0度。それにしてもすごい雪だ。 |
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みやま山荘は建て替えられてからそれほど年数が経っておらず、こじんまりとした綺麗な山荘である。夕食は固形燃料を使った鹿肉の焼肉。ちゃんとしたタレもあって、おかずがもう一品あって、デザートまでついていて、蛭ヶ岳山荘とは雲泥の差だ。 この日の宿泊者は5名(および測量の仕事の人が2名)。ゆったりと休めるはずだったが、昼間に花粉を吸いすぎたため鼻づまりがひどく、熟睡できなかった。点鼻薬を持ってこなかったのは大失敗だった。 |
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