丹沢主稜縦走
2004.10.23-24
富士見山荘〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳〜檜洞丸〜犬越路〜用木沢出会
人数:一人
2日目
午前5時50分、蛭ヶ岳山頂から西丹沢方面の展望。これから向かう檜洞丸かや熊笹ノ峰がよく見える。気温は4度くらいで寒かった。 2日目は天気がいいのかなと少し期待していたが、こうして遠くが見えたのは早朝の間だけ。太陽が出てしばらくすると、サーッと雲がかかってきて、あっというまに前日のように霧に包まれてしまった。トホホ・・・。 昨晩、夜景を撮りすぎてデジカメのバッテリ残量がわずかになってしまった。初めて歩く部分が多い二日目の方が重要なのに、なんてこった・・・。 |
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6時45分、蛭ヶ岳を出発。 いきなり非常な急斜面を標高差300mほど降下する。長い鎖がついている所もあって、かなり険しい。これを登るのはすごく苦しそう。逆向きのコースにしなくてよかった。 急降下が終わってしばらくすると臼ヶ岳に着いた。蛭ヶ岳からここまで誰にも会わなかった。出発してから1時間ほど経っていたし、ベンチもあったので少し休憩。きれいな紅葉が目についたので、バッテリ残量を気にしつつも何枚か撮影した。(左の写真) 臼ヶ岳を過ぎると、薄く緑がかった砂(というか砂利)が見られるようになった。いよいよ西丹沢の山域に入ってきた証拠である。あいかわらず霧がかかったままだったが、なんとなく秘境っぽい所を歩いている気分になれて、これはこれでいいと思った。 |
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しばらく楽な道が続いたが、やがて檜洞丸への急な登りが始まった。こちらも標高差が300mほどある。かなり時間がかかると覚悟を決めてていたが、意外とあっけなく山頂に着いてしまった。写真は山頂の5分ほど手前にある青ヶ岳山荘。檜洞丸で一時間ほど休憩、第1回目の昼食を取った。 | |
10時30分、檜洞丸を出発して犬超路の方へ下り始めた。熊笹ノ峰あたりも紅葉がきれいだった。(左の写真) この頃になると、ちょくちょく他の登山者に出会った。 このあと、大笄(おおこうげ)、小笄(ここうげ)を通過したが、予想以上に険しい急斜面だった。小笄の手前で、うっかり大きめの石を落としてしまったら、延々と転がり落ちて、やがて音も聞こえないほど遠くにいってしまった・・・。 |
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小笄をすぎたら楽になるのかと思ったら、そうでもなくて、しつこくアップダウンが続いた。やがて標高が低くなって雲から抜け出し、大室山がよく見えた。 12時40分、犬超路に到着。ここでまた一時間ほど休憩して2度目の昼食をとった。人が多くて賑やかだった。 |
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犬越路を過ぎると、いよいよゴールが近い。あとは用木沢沿いに1時間ほど下るだけである。 初めはやや急な下りだが、後半は傾斜がほとんどなくなって楽に歩ける。このあたりは岩が白っぽいので、水の流れがとても綺麗に見える。いかにも清流という感じ。沢にかけられた橋を幾度となく渡っていく。長い山歩きの締めくくりにふさわしい、癒しのお散歩コースといったところか? |
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14時55分、用木沢出会に到着。キャンプ場の自販機で買った缶ビールを飲み、さらに西丹沢自然教室まで歩いて新松田駅行きのバスに乗った。 |
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初めての丹沢縦走は無事に終了した。さすがに、いつもの日帰りハイキングとは違った充実感があった。ずっと霧に覆われていて眺めがよくなかったのは少し残念。また天気のいい日に蛭ヶ岳〜檜洞丸間を歩いてみたい。ところで、山道を走るわけではないのに「縦走」というのはなぜ? |