丹沢主稜縦走
2004.10.23-24

富士見山荘〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳〜檜洞丸〜犬越路〜用木沢出会

人数:一人


いつか行ってみたいと思っていた蛭ヶ岳から檜洞丸にかけての稜線を歩きました。表尾根から塔ノ岳に登って蛭ヶ岳で一泊、檜洞丸からは犬越路に下りるという超豪華プランです。前回までの丹沢ハイキングはすべてこの日のためにあったといえば、言い過ぎでしょうか?(ちょっと言い過ぎだ。)



○歩行距離:20.4km ○累積標高差:2200m(上り)/2300m(下り)
上の地図に合わせるため左右反転してあります。実際は右から左に歩きました。

【タイムテーブル】
1日目
富士見山荘前 08:55発
三ノ塔 09:56 - 10:05
塔ノ岳 11:54 - 12:57
丹沢山 13:53 - 14:02
蛭ヶ岳 15:58着 (水場に寄ったので20分ほど余計にかかった)
2日目
蛭ヶ岳 06:45発
臼ヶ岳 07:47 - 07:55
檜洞丸 09:35 - 10:30
犬越路 12:40 - 13:40
用木沢出会 14:55着


1日目

8時55分

ヤビツ峠から少し北側の富士見山荘前をスタート。まずは二ノ塔を目指す。

1日目はすべて過去に歩いたことのある道ばかりだ。二ノ塔まで45分ほど、かなり急な登りが続くが、ここはそういうものだと知っていれば、たいして苦にはならない。
9時56分

二ノ塔を通過して三ノ塔で一休み。
天気予報では晴のはずだが、なんだか雲行きがあやしい。塔ノ岳にガスがかかりはじめているではないか!

行者ヶ岳の鎖場を過ぎて振り返ったところ。思いのほか赤く紅葉した木々が目につく。
新大日を越えて、塔ノ岳に向かう途中の紅葉というか黄葉。それなりに美しい。
11時54分

塔ノ岳に到着。あいかわらず大勢の人で賑やかな山頂だ。休憩と昼食で一時間ほど滞在。

霧のせいで展望はまったくダメ。富士山はおろか隣の丹沢山や不動ノ峰さえ見えない状態。神様は私の丹沢初縦走を祝福してくれなかったようだ・・・。



←見えたのは鹿だけ
13時53分

丹沢山では山小屋が改装中だった。新しい建物は山小屋というより普通の家のよう?

丹沢山を過ぎたあたりの紅葉


不動ノ峰の手前に、水場まで3分という標識があったので寄ってみることにした。急斜面を下っていくと沢の音が聞こえてきた。

地図には「季節により枯れる場合あり」と書いてあるが、台風でたくさん雨が降ったせいか、そこそこの水量があった。水は蛭ヶ岳山荘で買うこともできるが、せっかくなのでここで補給した。
鬼ヶ岩を下ったところで霧が少し薄くなって、蛭ヶ岳がうっすらと見えた。山肌に鮮やかな紅葉が点在している。天気が良ければ、けっこう綺麗なのかもしれない。
午後4時頃、蛭ヶ岳山荘に到着。やはり濃い霧に覆われたまま。紅葉シーズンの土曜日、しかも晴の天気予報だったので40人ほどの宿泊客があった。ちょうど小屋の定員に達するくらいの人数である。


山頂からはもう何も見えないだろうと諦めていたら、午後6時頃になって霧が晴れ、東の方に東京・神奈川の夜景が浮かび上がった。なんといっても日本最大の人口密集地域の夜景である。素晴らしくないはずがない。

クリックすると大きいのが出ます。

そしてちょうどこの頃、新潟で地震があった。蛭ヶ岳も少し揺れた。

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