犬越路から檜洞丸

2010.12.05

Part1 西丹沢自然教室〜犬越路〜檜洞丸

Part2 檜洞丸〜ツツジ新道〜西丹沢自然教室

石棚山稜のほうへ下ると、植生保護の木道が現れる。この先、2車線になる区間もあって、なかなか豪華な木道である。しかし、設置されてからだいぶ年数が経ち、ぐらつきが生じている部分もある。


驚いたのは、ツツジ新道への分岐に着いたときである。ツツジ新道の木道が分岐点まで(檜洞丸側に)延長されていたのである。これで、ボンヤリと歩く人(=3月の自分)が分岐を見落としてうっかり石棚山稜のほうへ進む危険性が大幅に低下した。



←その先のクサリ場では、鉄製のハシゴが新たに設置されていた。
展望園地でちょいと休憩。
だいぶ霞んだが、まだ富士山が見えている。
展望園地からゴーラ沢出合に下る途中の巨大なモミの木
15時21分、ゴーラ沢出合。
今回もまた橋は架かっていなかった。


ゴーラ沢出合から先は傾斜がゆるやかで、散歩のような気分で歩くことができる。西日があたっていい雰囲気。写真はうしろを振り返って撮影したもの。

黄金色に輝く板小屋沢ノ頭。冬の夕方のこのあたりは、お気に入りの場所になった。

やがて、西丹沢自然教室への別ルートを示す看板が現れた。これを見るのは初めてのような気がする。R隊員の進言により、別ルートを下りてみることにした。
本来の登山道を離れ、落ち葉が深く積もった踏み跡を沢(東沢)のほうへジグザグを切りながら下っていく。
周囲は鮮やかな紅葉がまだ残っていた。
沢におりると、左岸に渡る橋が架かっていた。
車が通れるほどの広い道を歩いていく。
再び橋が架かっていて、沢の右岸に戻った。明らかに神奈川県仕様とは異なる橋。幅は狭いが、頑丈にできている。
最後まで沢沿いに下っていく。
たどり着いたのは、自然教室のすぐそばのウェルキャンプ場だった。近道になるかと思ったが、所要時間は正規ルートとほとんど変わらないようだ。

キャンプ場入口には「初心者コース」の表示があるが、こちらから入って道に迷った例もあるようなので、注意は必要。
16時14分、西丹沢自然教室に到着。檜洞丸から休憩込みで2時間35分かかった。


残念ながら、12月から3月まで16時25分発のバスが運休になり、17時05分まで待たねばならない。個人的には、紅葉が終わって杉花粉が舞い始めるまでの間が丹沢のベストシーズンだと思うのだが・・・

【まとめ】
このうえなく空気が澄んで、やっぱり12月の丹沢はいいなと実感。12月にしては暖かくて風もなく、快適そのもの。下りの最後では変則ルートの開拓もできて面白かった。西丹沢は初めてだったR隊員、表丹沢とはまた違った趣を感じてもらえたようだ。


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丹沢ハイキング