畦ヶ丸
2007.05.04


西丹沢自然教室 -- 下棚 -- 善六のタワ -- 畦ヶ丸 -- 大滝峠上 -- 大滝橋


4ヶ月ぶりの丹沢ハイキング。ゴールデンウィークの混雑を避けて西丹沢の畦ヶ丸に登りました。途中で2つの滝(下棚と本棚)見るつもりでしたが、下棚は道を間違って失敗。本棚のほうは、予想以上に見応えがあって驚きました。

※滝への寄り道以外は一昨年11月と同じ行程
鍋割山上空5000mより(カシミール3D使用)

●歩行距離: 8.6km (西丹沢自然教室から大滝橋まで)
●累積標高 上り:870m 下り:960m
注)滝への寄り道は含まない

【時間の記録】
西丹沢自然教
下棚への分岐
本棚への分岐
善六のタワ
畦ヶ丸
大滝峠上
一軒屋避難小屋
大滝橋


09:30 発
10:03 着 - 10:39 発 (この間滝探し)
10:48 着 - 11:20 発 (この間滝見物)
12:12 着
13:14 着 - 13:48 発
14:20 着
14:59 着
16:06 着



同行者は毎度おなじみ神奈川県在住のK隊員。東名高速を大井松田インターでおり、国道246号を経由して丹沢湖方面へ。途中、昼食を調達するため国道沿いのコンビニに立ち寄った。

丹沢湖からさらに北上して西丹沢自然教室に着くと、さすがGW、駐車スペースは先着の車で一杯だった。

登山届を出して(最近、係員がいて出すように言われる)、9時30分、畦ヶ丸に向けて出発。周辺は新緑が実にあざやか。
堰堤をいくつか越えながら西沢沿いに30分ほど歩くと、一つ目の滝、下棚への分岐に到着。畦ヶ丸へのルートから外れて滝をめざした。指導標には滝まで5分とある。

しかし、いつまでたっても水の音はするものの滝は見えない。ついには道がなくなって先に進めなくなってしまった。たぶん道を間違えたのだが、他にルートがあるようにも思えなかったのでやむなく撤退。これだけで36分の骨折り損となった。私とK隊員のあとをついてきた他のグループもみな玉砕。

今考えると、素直に沢沿いに歩けばよかったのではないか。途中で尾根みたいな所に上がってしまったのが失敗のような気がする。

畦ヶ丸へのルートに戻ってしばらく進むと、2つ目の滝、本棚への分岐に着いた。こちらも滝まで5分の指導標。


本棚には無事にたどり着いた。想像したより立派で迫力のある滝だった。落差は50mほどあるらしい。写真には上半分しか写っていない。本棚の隣にもうひとつ枯棚という滝もあって互いに向かい合うように落ちている。枯棚は文字通り水量がとても少ないが、それはそれで味わいがあった。

本棚最上部のクローズアップ。

GWということもあって、本棚はたくさんのハイカーで賑わっていた。ここまではたいした登りもないので、小さな子供連れの家族も多い。

本棚から先は人の数がぐっと少なくなった。時々急な登りが現れ、登山らしくなる。前回登ったときより気温が高いので、同じ道でも疲労度は高く感じる。

写真は善六のタワ付近からみた石棚山稜。

標高が高くなるとブナの木が混じるようになった。所々で紫色のトウゴクミツバツツジが咲いており、新緑とのコントラストがとても美しい。

13時14分、標高1293mの畦ヶ丸山頂に到着。滝に寄り道したせいで、ずいぶん時間がかかってしまった。頂上にいた登山者は我々のほかに2、3組。

山頂付近の新緑はまだこれからという感じ。木が茂っているので、展望は良くない。風があって寒くなってきたので、昼食後の休憩はほどほどにして下山することにした。
山頂から1時間ほど下ると、再び沢沿いを歩くようになる。沢の名前はステタロー沢というが、ここでゴミの不法投棄をするのはダメだと思う。


一軒屋避難小屋のベンチで少し休憩。
この木橋、一昨年の秋はこのような状態だったのだが・・・。大雨のとき流されてしまったのだろうか?
これも滝のひとつ?


西丹沢の沢は岩が緑がかった色をしているので、水がとても綺麗に見える。
最後は15分ほど林道をあるいて、16時06分、大滝橋に到着。


車を置いてある西丹沢自然教室まで、さらに車道を歩かねばならない。実はかなりの距離があって歩くと40分くらいかかる。しかし、運良くトンネルを出たところでバスがやってきた。このあたりは自由乗降車区間なので、手を上げたら乗せてもらえた。ラッキーだった。


二度目の畦ヶ丸だったが、前回とは季節が正反対なので違った景色を楽しめた。ひとつの山に季節を変えて何度か登るのもいいものである。


丹沢ハイキング