雨山峠・鍋割山・栗ノ木洞
2004.11.23

寄--雨山峠--茅ノ木沢ノ頭--鍋割山--後沢乗越--栗ノ木洞--櫟山--寄

人数:一人


そろそろ鍋焼きうどんの季節。寄から雨山峠を経由するルートで鍋割山に登りました。

注意:安全を第一に優先して鍋割山に登る場合は、二俣から後沢乗越を経由するルートを選択して下さい。



○歩行距離:13.3km ○累積標高差:1240m

【タイムテーブル】
寄バス停 07:35発
登山道入口 08:20 - 08:35
雨山峠 10:50 - 10:58
鍋割山 12:23 - 13:39
後沢乗越 14:16 - 14:25
栗ノ木洞 14:54
寄バス停 16:36着



寄 → 雨山峠

今回は東海道線で小田原まで行ってしまい、小田急で新松田まで戻ることにした。所要時間は海老名経由よりわずかに短い。午前6時半ごろ国府津駅の手前で海が見えて、ちょうど朝日が昇ってきたところだった。

新松田から寄行きのバスに乗り、終点の寄から歩きはじめた(左の写真)。午前7時35分だった。

ところで、寄は「やどりぎ」と読む。喫茶店かスナックみたいだ。
寄のバス停から車道を30分ほど歩き、寄大橋で車止めゲートを超えてさらに15分ほどで登山道の入り口に着いた。早くもお腹がすいたので、ベンチに座ってお菓子を食べた。スパッツをつけていると、6人ほどのグループが通り過ぎていった。

8時35分、登山道に入った。入り口付近の木に、行方不明者の情報を求めるビラが貼ってあった。60歳代の男性が今年7月に鍋割山に向かったまま消息を絶っているとのこと。
雨山峠までの区間は、基本的に寄沢に沿って登っていく。

登山道に入ってから最初に沢を横切ってしばらくすると、道が分からなくなってしまった。注意深く目印を追っていたにもかかわらず、突然道がなくなってしまったのである。ウロウロしているうちにかなり時間をロスしてしまった。

こんな所で早くも撤退かとも思ったが、なんとか強引に沢に下りて沢の中を歩いた。そのうち沢に架けられた橋にぶつかって登山道に戻ることができた。ここで、橋を修理しにきた作業員のおじさんに出会った。
その後また沢を渡る部分があった。こんどは橋がなかったが、水の入ってこない登山靴を履いているおかげで無事に通過できた。もっと水量が多いと大変だったかもしれない。

沢を渡ると少し山道っぽくなって鹿避けの柵が現れた。周辺の山は、ちょうど紅葉が見頃できれいだった(左の写真)。
10時06分、寄コシバ沢経由で鍋割峠に直行するルートとの分岐を通過した。

分岐を過ぎて15分ほどすると、写真のように橋が壊れている所があった。最初これを見たときはオエッと思ったが、すでに橋の脇の斜面にしっかりした踏み跡がついていたので、どうということはなかった。
鉄製のハシゴもいくつかあった。
やがて、はっきりした登山道がなくなって、寄沢の中を歩くようになった。案内の標識はしっかり設置してあるので、迷うことはなかった。

雨山峠に近づくにつれ、どんどん沢の水量が減っていった。

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