北海道 2004年9月

Part 7

焼尻島



9月23日


前日とは打って変わっていい天気になった。フェリーに乗るまでの間、島内を散歩した。焼尻島と天売島は双子のような島で大きさもほとんど同じ。だが、島の様子は微妙に異なる。


焼尻島には羊の牧場があった。海の向こうに見えているのは天売島。
ラナルド・マクドナルド上陸記念の地

マクドナルドといってもハンバーガーではないぞ。なんと日本初の英語教師と言われるアメリカ人が、焼尻島のこの地に流れ着いたのである。ペリーが黒船でやってくる5年前、1848年のことである。ここで2日間、ロビンソンクルーソーのように過ごしたあと利尻島へ渡ったところで密入国者として捕まったが、長崎で監獄生活を送りながらオランダ語通訳の役人たちに英語を教えたそうだ。そのうちの一人が、後にペリーが来たとき通訳として活躍した。なんともへえ〜〜な話だ。

【注】日本初の英語教師というのは、正確には日本で初めてのnativeな英語教師という意味である。マクドナルドが来るまで日本人が全く英語を知らなかったわけではない。
焼尻島最大の観光ポイント、オンコ(=イチイ=アララギ)の原生林。
普通はまっすぐ伸びるイチイの木が、ここでは強風のせいでグニャグニャに伸びている。
焼尻港の様子


このあと11時10分のフェリーで羽幌に戻った。


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