北海道 2004年9月

Part 6

天売島



9月22日

午前8時30分、おろろん2号で羽幌港を出発。焼尻(やぎしり)島を経て、天売(てうり)島へ渡った。天売島まで1時間30分。料金は片道2230円と結構高い。

北海道のガイドブックを一冊だけ持っていたが、天売、焼尻について書かれているのは1ページだけ。フェリーのりばに置いてある二島物語という観光パンフレットは内容が充実していて重宝した。

天売島は歩いて一周できる(12km)ほどの小さな島で、人口は約450人。人が住んでいるのは島の東側に限られている。幼稚園や学校のほか理髪店もあった。
海を背景にした畑というのは、なかなかいい感じがする。

島の人口はやはり減少しているのだろう。廃屋もけっこう目についた。
島を時計回りに歩いていった。
やがて民家が途絶え、無人の世界となった。そのうち雨が降ってきた。


天売島のシンボル赤岩。港から6km歩いた展望台から見下ろしたところ。かつてはオロロン鳥の繁殖地だったが、オロロン鳥はもう十数羽しか生き残っておらず絶滅寸前らしい。オロロン鳥といえば、なんかそんなタイトルの合唱曲があったような気がする。高校の合唱部がコンクールでよく歌う曲?

赤岩展望台から1km足らずの海鳥観察舎からみた屏風岩。ここも海鳥の繁殖地だが、今の季節は何もいなかった。鳥がいないので人もいない。


エゾカワラナデシコの花。
花のシーズンも終わって、咲いている種類は少なかった。


鳥も人もいない天売島一周。ふつうの北海道旅行に飽きた人にはおすすめか? このあとフェリーで焼尻島に渡り、小さな民宿に泊まった。


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