北海道 2006年 8月


Part 5


8月3日

午前3時半に起きて、摩周湖を見に行った。日の出は午前4時すぎ。雲が多くて夜明けのいい写真は撮れなかったが、しばらくすると湖面を覆っていた雲海が少し薄くなって、中島の周囲だけ穴があいたようになった。



灼熱の摩周岳登山

宿に戻って朝食をとったあと、摩周岳に登ることにした。摩周岳というのは、上の写真にも写っている、摩周湖のあの山のことである。第一展望台の駐車場に登山道の入口がある。

頂上までの距離は7.2kmとけっこうあるが、アップダウンは少ないので本来ならそんなに大変なコースではないと思う。しかし、この日は北海道らしからぬ暑さで日中の気温は30度近くあったのではないだろうか。蒸し暑いうえに太陽も出ていて、かなりバテてしまった。
外輪山の上をぐるっと歩くので、写真のようにずっと湖面が見えてもよさそうなものだが、実際にはヤブや樹林に遮られて見えない部分が大半である。しかし、登山道はちょうど前日に草刈りが終わったばかりで、歩きやすかった。
注:草刈りされる前はササに覆われて通行困難だったらしい。


頂上までのラスト300mは、かなり急な登りになる。蝶の写真を撮ることを言い訳にして休憩しまくり(笑)。


頂上まで3時間近くもかかってしまった。太陽がジリジリと照りつけて、オニギリを食べる元気もなかったが、さすがに眺望はすばらしいものがあった。


摩周湖を見たことのある人は多いと思うが、こんな所から眺めた人はあまりいないだろう。
(ちょっと自慢)


こちらは大迫力の噴火口。高所恐怖症の人には厳しいかも。
頂上には1時間近くいたが、ずっと一人だった。


帰りは雲が出てきたおかげで、いくぶん涼しくなった。


駐車場に戻ってから撮った一枚。
摩周岳は左のピークが高くみえるが、実際には右の方がわずかに高い。登山コースは外輪山を歩いたあと山の裏側に回り込んで、右側のピークに出る。


この日は暑くて仕方なかったが、涼しい日に歩けば気持ちよさそう。片道2.5〜3時間かかるので、お気楽コースとは言えないが、頂上からの眺めは一見の価値あり!


デジタルカメラ: FinePix F30, EOS 5D


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