北海道 2006年 8月


Part 2


7月31日 大雪山 沼の平

2日目もまずまずの天気との予報だったので、愛山渓温泉から沼の平を往復することにした。沼の平は、大雪山の北西部に位置する高層湿原である。登山口(標高1000m)を出発したのは8時20分ごろ。

1時間20分ほどで沼の平に着いた。標高は1400m程度、まだ雪が残っている。
朝のうちはなんとか青空がのぞいていたのだが・・・

沼を見下ろせる第2展望台(といっても、ただの岩)に着くと、みるみるガスがかかってきて、あっというまに灰色の世界になってしまった。その後、当麻乗越(標高1700m)まで登ってみたが、ガスが晴れず何も見えなかった。まことに残念。

当麻乗越でしばらく休憩して、正午ごろ下り始めた。第2展望台まで戻ると、少しガスが薄くなって沼が見えた。青空が広がっていたらすごくいい景色なんだろうけど。

木道の脇に一株だけ咲いていたエゾセンテイカ。エゾカンゾウとも呼ばれる。実はニッコウキスゲと同じ種類らしいが、北海道でなら頭に「エゾ」がつく名前で呼んだほうがありがたい感じがする(?)

ワタスゲの白い穂

15時40分に登山口まで戻り、温泉に入った。愛山渓温泉といっても温泉街があるわけではなく、愛山渓倶楽部という温泉宿が一軒あるだけである。(下の写真)

さすが国道から林道を19kmも走った所のお風呂だけあって、かなりの本物感がある。

浴室は簡素な造り。床や壁のタイルがまっ茶色に変色していてキレイとはいえないが、お湯は間違いなく本物の温泉のかけ流しであろう。口に含むと少し鉄っぽい味がする。水道水を混ぜようにも、水道が来てないのではないか。湯船の大きさの割に、お湯の出ている量が多い。短い時間でお湯が入れ替わっていると思われる。

ところでこの温泉宿は、小泉今日子主演の映画「風花」のロケに使われたそうだ。
どんな映画なのか、ちょっと気になる。


デジタルカメラ: FinePix F30


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