ヨモギ平・三ノ塔・岳ノ台
2009.12.20


ヤビツ峠 -- BOSCOキャンプ場 -- ヨモギ平 -- 三ノ塔 -- ニノ塔 -- 菩提峠 -- 岳ノ台 -- ヤビツ峠


H隊員とヨモギ平経由で三ノ塔に登りました。ニノ塔から下山した後、ついでに岳ノ台へ。これが思ったよりアップダウンがあって疲れました。

※BOSCOキャンプ場から三ノ塔は、登山地図に載っていないルートです。


秦野駅上空 6000mより (カシミール3D使用)




歩行距離:約11km  累積標高:約980m
マーカーの位置はBOSCOキャンプ場

【時間の記録】

ヤビツ峠
BOSCO
ヨモギ平
三ノ塔
ニノ塔
菩提峠
岳ノ台
ヤビツ峠


10 : 03 発
10 : 43 着 - 10 : 53 発
11 : 38 着 - 11 : 52 発
12 : 40 着 - 13 : 20 発
13 : 29 発
14 : 10 着 - 14 : 18 発
14 : 50 着 - 15 : 05 発
15 : 32 着



今回は行き帰りともに秦野駅〜ヤビツ峠のバスを利用するので交通費が少々高くなる。でも、こういうときこそ小田急の丹沢・大山フリーパスが威力を発揮。新宿からヤビツ峠まで、電車・バスで往復すると正規運賃は計2220円にもなる。これがフリーパスだと1480円。割引率はちょうど1/3、740円も安くなるのだ。

実際、ヤビツ峠行きのバスでは、このフリーパスを使っている乗客を多くみかけたが、バスが蓑毛で停車したときである。とあるおばさんが、うっかりフリーパスを運賃箱に入れてしまったのである。運転手の「あー、いれちゃだめー」という叫び声もむなしく、切符は出口のない箱に吸い込まれてしまった。ああ、なんということ・・・。。フリーパスはバスを降りるとき、運転手に見せるだけでよいのだ。くれぐれもご注意を。


さて、バスは10時頃ヤビツ峠に到着、BOSCOキャンプ場まで40分ほど林道を歩いた。キャンプ場で登山道の入口を探すのに手間取るかと思ったが、3年半前のおぼろげな記憶を頼りに奥のほうへ歩いていくと、意外にあっさりと見つかった。

丹沢ではいつものことだが、登りはじめは薄暗い植林帯。急な斜面をジグサグに登っていく。
植林帯を過ぎてからヨモギ平までの間、シカ柵を2度越える。いずれも、扉が開かないように針金で留めてある。
キャンプ場からヨモギ平まで標高差は370m。地図にのっていないコースだが、迷うようなところは特にない。後ろを振り返ると、大山が見える。
キャンプ場から45分でヨモギ平に到着。3年半前と特に変わりはない様子。神奈川県仕様とは明らかに異なるベンチが置いてある。
ヨモギ平で15分間のおやつタイム。
我々は、ヨモギ平でヨモギ入り大福を食べた初めての人類かもしれない。
11時52分、三ノ塔に向けて出発。いったん50mほど標高を下げる。
鞍部はやや幅の狭い尾根になっている。このあと三ノ塔まで、標高差300mを登る。キャンプ場からの累積は650mになる。富士見山荘から二ノ塔経由で登るよりも標高差が大きい。

三ノ塔の手前もなかなか急峻な登りで骨が折れた。雪はないが霜柱はいっぱい。山頂に近づくと、烏尾山から塔ノ岳にかけての尾根がいつもと少し違った角度で見えてくる。

お地蔵さんの裏から表尾根の縦走路に出る。お馴染みの場所にもかかわらず、とても新鮮に感じた。
12時40分、三ノ塔。

気温2度、天気はよいが風が非常に冷たい。富士山が良く見えるベンチを占有して昼食。でもH隊員は寒い寒いと言って、避難小屋の陰に移動してしまった。

写真は江ノ島の方向。
13時20分、三ノ塔を出発。ニノ塔へ向かう。

この部分も歩く向きがいつもと逆なので、とても新鮮。ニノ塔をピークとして認識したのは今回が初めてかも!(左の写真)


岳ノ台へ寄り道
二ノ塔から富士見山荘近くの林道に下りて、14時10分、菩提峠に到着。ここから岳ノ台を経由してヤビツ峠に戻ることにした。

岳ノ台は「たけのだい」と読むのだとH隊員に教えてもらった。手軽なハイキングコースとして知られているが、これまで全く行ったことがない。
菩提峠から5分ほど歩くと、ハンググライダーの滑走台があった。先端に写っているのはH隊員。なるほど、下から強い風が吹き上がっていて、グライダーには都合のよさそうな場所だ。

岳ノ台までは、お気楽な散歩コースかと思っていたら、意外にアップダウンがある。もちろん三ノ塔までの登りに比べるとたいしたことはないが、心積もりがなかった分、しんどく感じた。
30分ほどで頂上に到着。ちょっとした展望台が設置されている。
展望台からの眺め。午前中だと富士山がもっと綺麗に見えるであろう。
ヤビツ峠へ下る途中、送電線の近くを歩いた。どういうわけか、木がすべて伐採されていてハゲ山状態。
ヤビツ峠のトイレの建物が見えてきた。下りの所要時間も約30分。

秦野行きの最終バスに乗るつもりをしていたが、ひとつ前の15時51分に余裕で間に合った。

まとめ
・地上でも寒い時期に山に登ると山の上はさらに寒い(あたりまえだ)。
・岳ノ台はお手軽だが、それなりにアップダウンあり。
・何度も通ったルートを逆向きに歩くととても新鮮。


丹沢ハイキング