大倉尾根から塔ノ岳

2012.02.04

大倉バス停 -- 塔ノ岳 -- 大倉バス停


8ヶ月ぶりの丹沢ハイキングです。9月の槍ヶ岳から数えても5ヶ月ぶりなので、
もう少し楽なコースでリハビリをと思いましたが、大倉尾根ピストンならなんとか
なるだろうと、塔ノ岳に行ってきました。快晴で風もなく最高の一日でした。

【時間の記録】
大倉バス停
雑事場
堀山の家
花立山荘
塔ノ岳
花立山荘
堀山の家
雑事場
大倉バス停

07 : 52 発
08 : 31 着 - 08 : 38 発
09 : 33 着 - 09 : 41 発
10 : 27 着 - 10 : 40 発
11 : 27 着 - 12 : 25 発
13 : 10 発
13 : 46 着 - 13 : 55 発
14 : 41 着 - 14 : 49 発
15 : 36 着


始発から3番目の大倉行きバスに乗ると、登山客でほぼ満員の状態。やはり雪目当ての人が多いのだろうか。

丹沢ハイキング第62回にして、この超メジャー尾根を登るのは実は初めてだったりする。これまでは下ってばかりで、バカ尾根と呼ばれるほど延々と続く登りを、ずっと敬遠していたのである。少しブランクが空いたこともあって、まあ登ってみるかという気になった。


7時52分、大倉バス停をスタート。



大倉尾根を登るのが初めてなら、朝日を浴びる見晴茶屋の前を通るのも初めてである。実にさわやかな光景に感動したのもつかの間・・・
小屋を過ぎるとすぐに急勾配の登りが立ちはだかった。これはまいった。まあ諦めてゆっくり登るとしよう。

駒止茶屋の前まで来ると、登山道の脇に雪が見られるようになった。
9時33分、堀山の家

この先の本格的な登りに備えて休憩。

堀山の家から花立山荘まで45分かかった。

久しぶりの山ということもあって、ノロノロなペース。どれくらいかというと、ヒマラヤ登山隊が標高7000mあたりをハァハァいいながら登るペースくらいか?


←写真は貴重な平坦部。念のため。
花立山荘前は、アイゼン着脱場と化していた。この先、急に雪が増えるようだ。

チェーンアイゼンと6本爪を持ってきていて、どちらにするか迷ったが、6本爪のほうにした。

実際は、この先もしばらくは雪がだいぶ融けており、アイゼンを付けるのは馬ノ背の直前がベストだったと思う。(もちろん2/4現在の話)
馬ノ背の手前から塔ノ岳
馬ノ背の下り

アイスバーンにはなっておらず、怖くはない。アイゼンの爪が硬い雪にギシギシと刺さる感触が心地ちよい。
金冷シを過ぎると、さらに雪の量が増えて楽しくなった。山頂までの距離は短いので、雪景色を味わいながら歩く。


11時27分 塔ノ岳山頂 美しすぎる檜洞丸・・・


相甲国境尾根が山中湖に伸びていく様子がよくわかる

春・秋のベストシーズンに比べれば少ないが、さすが塔ノ岳、こんな季節でも大勢の人。

風が弱かったのでたいして寒くはなく、1時間もゆっくりすることができた。特に、大山側の斜面に腰かけると、完全に無風状態だった。

12時25分、下山開始。真鶴半島、伊豆半島と初島、左には伊豆大島も見えている。

大山と三ノ塔のツーショット。冬ならではの凛々しい姿。
花立山荘を過ぎると、雪が融けて登山道がグチャグチャな所もあり。
氷の割れ目を水が流れている。
堀山の家から雑事場までがとても長く感じた。大倉尾根の下りは何度歩いても、うんざりする。
野菜の無人販売所に大きなタマネギがあったので一袋買ってみた。ネギもおいしそうだったが、これは持って帰るのがちょっと大変。


←ロウバイがいい香り
15時36分、大倉バス停


H隊員がいないからといって、さか間での一杯をサボってはいけない。かき揚げせいろが、これまたうまかった。

【まとめ】
久々の山歩きで標高差1200mは少々きつかったが、丹沢の雪景色を見ることができて大いに満足。大倉尾根は登りよりも下りのほうが長くて退屈に感じた。とすると、大倉尾根〜塔ノ岳〜ヤビツ峠というのも面白そうだ。


丹沢ハイキング