大山に登ろう

登った日: 2002.10.27
ルート: 蓑毛バス停〜裏参道〜大山山頂〜見晴台〜下社(大山ケーブル)
同行者: 神奈川県のYさん
デジタルカメラ: Canon PowerShot S30





富士見台より


大山(おおやま)は神奈川県西部、丹沢山地にある標高1252mの山です。丹沢にはもっと高い山がいくつもありあますが(最高峰は1673mの蛭ヶ岳)、大山は丹沢の東端にあるため、平野部から見て非常に目立つ山です。市街地からどんな風に見えるかは、Toshichinさんのページココとかココをご覧下さい。大山に登ったことは過去に2、3度あるのですが、もう7〜8年も前のこと。山頂でのビール&素晴らしい眺めをもう一度! ということで、久しぶりに登ってみました。



大山への登山口はいくつかあるが、人が多いのは嫌なので、蓑毛から登るルート(裏参道と呼ばれる)を選んだ。同行者のYさん(神奈川県在住)と午前8時に小田急本厚木駅で待ち合わせ、秦野駅から蓑毛行きのバスに乗った。20分ほどで登山口に到着、歩き始めたのは午前9時5分だった。

蓑毛の登山口
静かな山道

急な尾根を登る

首無地蔵

1200m余りの低山ではあるが、日頃から鍛えていない我々にとってはキツ〜い登りが続く。体重があと10kg軽かったらとか半分だったらいいのにとか、馬鹿な話をしながら、なんとか歩いていく。

表参道と合流すると人が多くなった

山頂近くは大きな石が多い

蓑毛バス停から2時間20分で山頂に到着。山頂からは神奈川県平野部のほとんどを見渡せる。下の写真は南南西の方向。手前から秦野、小田原の市街地、その奥に真鶴半島、さらには伊豆半島も見える。

山頂には阿夫利神社のほかに売店もあって缶ビールも買えてしまう。1本500円もするが、頂上でのビールは最高。これが大山登山一番の魅力かも(^^;

十分に休憩した後、午後1時頃に下山開始。登りとは別のルートを下り、見晴台の方へ向かった。このコースを歩くのは今回が初めて。
30分ほど下ったところで再び眺めのよい場所に出た。厚木や海老名の市街地の向こうに横浜ランドマークタワーが見える。

クリックすると大きいのがでます

1時間ほどで見晴台に到着。後ろを振り返ると大山の山頂がよく見えた。見晴台の標高は770m、山頂から480m降りたことになる。

ここから阿夫利神社の下社へ向かうルートがなかなかよかった。もみの木の林の中を比較的平坦な道が続き、歩いていて気持ちいい。
下社の少し手前、二重滝と呼ばれる滝。確かに上の方は滝が2つに分かれている。

大山名水

見晴台から20分ほどで阿夫利神社下社に到着。Y氏が大山名水入口という看板を見つけた。入ってみると自由に水を飲めるようになっていた。お持ち帰りも無料である。
下社からは大山ケーブルを利用。一度乗ってみたかったのである。標高700mから400m付近まで一気に下る。それにしても「たんざわ」号とは少々芸がなさすぎ?

大山豆腐
ケーブルを降りると、お楽しみの大山豆腐である。狭い坂道の両側に豆腐料理の店や土産物屋がたくさん並んでいる。雰囲気の良さそうな店に入って、さて何を食べようかと相談したら、さすがは特プロ貴族のY氏、どんなに高くてもいいとのたまわれたのである!

4000円以上のコースは要予約とあるので3000円のコースをたのんだ。季節に合わせて趣向を凝らされた豆腐づくしの9品。揚げ出し豆腐(写真中央上)が特に美味であった。

後半は登山だか観光だか分からなくなってしまったが、大いに満足して帰途についた。バス停の近くまで来たところで運悪くバスが発車、もう午後5時を過ぎていたので長時間待つことを覚悟。が、なんと10分後に臨時のバスが来てくれた。神奈中さんありがとう。

バスは伊勢原駅に着く。以前なら、ちょこっと小田急に乗るだけで帰宅できたのに、大田区に引っ越した今となっては帰るのも一苦労である。


おしまい


丹沢ハイキング