大室山・加入道山
2010.1.30


西丹沢自然教室 -- 用木沢出合 -- 犬越路 -- 大室山 -- 加入道山 -- 白石峠 -- 用木沢出合 -- 西丹沢自然教室


H隊員より「長めの距離を歩きたい」というリクエストがありましたので、西丹沢の大室山と加入道山を周回しました。カシミールでの計測距離は14kmほど。登山道はクネクネ曲がっているので実際にはもう少し長いのだと思います。






歩行距離:約14km  累積標高:約1230m
マーカーの位置は犬越路

【時間の記録】

西丹沢自然教室
犬越路
大室山
加入道山
白石峠
西丹沢自然教室


08 : 36 発
10 : 15 着 - 10 : 28 発
12 : 08 着 - 12 : 49 発
14 : 00 着 - 14 : 13 発
14 : 28 発
16 : 27 着


朝の5時に自宅を出て、西丹沢自然教室に着いたのは8時30分。新松田からのバスは片道1150円もかかるし、西丹沢の山に登るというのは、おそろしく気合のいることである。


8時36分、林道歩きをスタート。

用木沢出合から登山道へ入る。
まずは、歩道橋なみに立派な鉄製の橋で沢を渡る。このコースに入ってくる人は思ったより多い。H隊員によると、我々を含め少なくとも8名はいたとのこと。
はじめのうちは緩やかな登りだが、犬越路に近づくにつれ傾斜が急になってくる。大きな石がゴロゴロしていて危なっかしい。
10時15分、犬越路に到着。まだまだ先は長いが、やれやれという感じである。日差しがあって風がほとんどないので、1月末にしては寒くない。10分あまり休憩。

犬越路から15分ほど登ると、富士山が見えた。
富士山が見えるようになってからが長く感じた。鎖場(下り)が一箇所あるが、全体的にそれほど険しくはない。雪は全くなく、ところどころ霜が解けて土が湿っている。
大室山に近づくにつれ、御正体山の後ろに隠れていた南アルプスが見えてきた。写真は赤石岳、悪沢岳など。
後ろを振り返ると、蛭ヶ岳や檜洞丸が見渡せる。足を止めてしばし鑑賞。
富士山もさらによく見えるようになった。
大室山から加入道山に伸びる尾根にでると、少しばかり雪が残っていた。大室山へは分岐点から片道5分ほどの寄り道となる。
12時8分、大室山に到着。

どういうわけか、大室山にはベンチが設置されていない。ここは夏は虫が多くて休憩どころではないからか? だが、今の季節はまったく問題なし。H隊員の持ってきてくれたシートを敷いて昼食にした。



大室山から加入道山へ

12時49分、大室山を出発、加入道山へ向かう。

←分岐点をすぎて間もなく現れる木道。ここを通るのは、2003年6月以来のこと。前回はガスが出て周囲の景色は何も見えなかった。
大室山から加入道山へは、神奈川と山梨の県境になっている尾根を歩く。しばらくは緩い下りだが、次第に傾斜がきつくなってきた。250mほど標高を下げる。
鞍部は破風口という名前がついており、尾根が鋭く切れ込んでいる。たしかに風の通りに道なっていた。
破風口から登り返して、前大室のピークに到着。ここから道志側に下る登山道もある。
14時ちょうど、加入道山に到着。この付近では誰にも会わなかった。H隊員は加入道避難小屋を見学。一度泊まってみる?
14時28分、白石峠から用木沢出合に向けて下り始めた。
土嚢で補修された登山道をどんどん下っていく。

白石の滝あたりまでは傾斜がきついうえ、大雨のときに流されてきたような岩や流木が散乱していて、けっこう歩きにくい。途中、前方で落石(ちょっとした土砂崩れ?)が発生した音がして、少しビビった。

白石の滝

冬は木の葉が落ちていて、水の流れがわりとよく見える。
最近になって架け替えられた丸木橋が多かったが、中でもこれはかなりの力作。大雨で増水しても流されないよう、石を詰めたネットの上に置かれているが、以前よりも高さが増している?
最後は40分ほど林道を歩いて、16時27分、西丹沢自然教室に到着。16時台のバスはなく、17時05分まで待つ必要があった。自然教室の展示を見学して時間をつぶそうと思ったら、すでに本日終了。もう少し遅くまでやって欲しいぞ。

【まとめ】
2003年の6月末に全く同じコースを歩いたが、そのときは蒸し暑くて仕方なかった。やはり丹沢は秋から冬にかけてが快適。富士山は良く見えるし、大室山の虫もいないし・・・。


丹沢ハイキング