不老山から三国山稜

2014.05.02-03

向河原バス停 -- 不老山 -- 湯船山 -- 明神峠 -- 三国山 -- 大洞山 -- 立山 -- 富士高原ゴルフ場バス停


まだ登っていなかった不老山から、3年前に行きそびれた丹沢最西端の立山へ。
山中湖畔に宿泊して2日に分けて歩きました。






【1日目】
向河原バス停
不老山
世附峠
湯船山
明神峠
三国山
三国峠


08 : 13 発
10 : 47 着 - 11 : 26 発
11 : 55 着
13 : 48 着 - 14 : 08 発
14 : 43 着 - 14 : 48 発
16 : 13 着 - 16 : 30 発
16 : 44 着
【2日目】
ハイキングコース入口
三国峠
三国山
大洞山
立山(展望台)
ゴルフ場バス停

07 : 57 発
08 : 51 発
09 : 21 着 - 09 : 42 発
10 : 45 着 - 11 : 08 発
12 : 03 着 - 12 : 57 発
13 : 53 着




向河原バス停〜不老山〜世附峠


GWの丹沢はかなりの人出となる。静けさを求めるなら西丹沢の中でも西側のほう、畔ヶ丸よりも西のエリアを狙うのがよいであろう。ということで、不老山から神奈川と静岡の県境をなす尾根を歩き、三国山を経て丹沢の西の端を目指すことにした。

三国山稜は2011年にも訪れたが、そのときはルートを勘違いして最西端のピーク、立山(たちやま)には行けなかった。3年ぶりの再挑戦である。

小田急の新松田駅から、おなじみの西丹沢自然教室行のバスに乗車。平日は土日よりも10分早く、7時15分の発車である。

向河原というバス停(少し前まで棚沢キャンプ場前という名前だった)で降りて、不老山ハイキングコースに入った。まずは立派な吊橋で川の対岸に渡る。

一日目は三国山と三国峠を経由して山中湖畔まで歩く。距離は約16km, 累積標高は1600mを超えるのでけっこう大変である。
吊り橋を渡るとほどなく樹林帯に入り、ジグザグを切りながらを登っていく。標高800m付近まで比較的急な登りが続く。
ところどころで紫色のスミレ(タチツボスミレ)を見かけた。
スタートから1時間40分ほどで、「こちらには行けません」という白い看板が現れた。この先に番ヶ平(867m)のピークがあると思われる。ここで少しばかり休憩。
白い看板から少し歩くと、未舗装の林道を横切った。「番ヶ平」の標識あり。

10時47分、不老山(928m)に到着。誰もいない静かな山頂。少し早いが大きなベンチを独り占めして昼食。山頂では黄色い花がたくさん目についた。やたらと背が低いがタンポポか?

不老山から200mほど標高を下げ、30分ほどで世附(よづく)峠に着いた。手書きの道標は岩田さんという人によるもの。詳しく知りたい方はコチラを、裁判沙汰の経緯についてはコチラをどうぞ。





世附峠〜明神峠


世附峠からしばらくの間は眺めのよい部分が多く、気持ちがよかった。

左の写真はサンショウバラの丘から不老山を振り返ったところ。サンショウバラ(写真右)のことは良く知らなかったが、富士箱根地域だけに自生する日本の固有種で、5月末から6月にかけて花が咲く。

サンショウバラの丘を過ぎてからも気分よく歩ける。
右手に見えているのは西丹沢の山々であるはず。最初はどれがどれか分からなかったが、小こうげ、大こうげの特徴的な形のおかげで、檜洞丸や同角ノ頭が見えているのだと分かった。
白くらの頭(978m)を過ぎてさらに西へ進む。このあたりは新緑が芽吹いたばかりで、緑が薄い。
13時48分、湯船山(1041m)

不老山から三国山稜にかけては、小山町の富士箱根トレイルの道標が整備されている。
なんとなく視界の上部に圧迫感があるなと思ったら、送電線の巨大な鉄塔だった。鉄塔の真下を通過。
少しずつ車の音がしてきて、14時43分、明神峠に到着。ここからしばらく車道を歩かざるを得ないのかと思ったが、車道とほぼ並行して登山道(トレイル用の道?)があったのでそちらを歩いた。





明神峠〜三国峠

明神峠からしばらく歩いたところで、カモシカに遭遇した。鹿にはしょっちゅう出会うが、カモシカはとても珍しい。いつまでもじっとこちらを見ているので、こちらが先に歩き出すしかない。
三国山周辺はいいハイキングコースだが、富士スピードウエイの騒音が玉にきずである。肉眼ではっきりとコースが見えるほどの距離なので、レース中のエンジン音がけっこう気になる。
やがて三国岳への登山口が現れた。かなり疲れてきたので、車道を歩いて山中湖に行こうかと迷ったが、結局、もうひと踏ん張りすることにした。ちなみに、明神峠と三国山の標高差は400mもある。
三国山の東側斜面は巨木の森と呼ばれている。
たしかに大きなブナの木が目立つ。
16時13分、三国山に到着。

だれもいない山頂で休憩していると、ひとりの若い外国人男性が登ってきた。ドイツから大阪の会社にインターンシップで来ていて、GWを利用して旅行中とのこと。素晴らしい行動力だ。
三国山から三国峠の下りは15分ほど。ここは3年前にも歩いたルートだ。
三国峠は神奈川県の領土の最西端である。


ここから山名湖畔の宿まで、遠回りしてしまったこともあって一苦労であった。


2日目は準備中


丹沢ハイキング