雨山峠・鍋割山・栗ノ木洞
2004.11.23

寄--雨山峠--茅ノ木沢ノ頭--鍋割山--後沢乗越--栗ノ木洞--櫟山--寄


Part 3



鍋割山 → 寄

13時39分、下山開始。
40分ほどで後沢乗越に着いた。

ほとんどの人が左に曲がって二俣へ下りるところを、まっすぐ栗ノ木洞へ向かった。写真は後沢乗越を振り返ったところ。

しばらくすると、二俣へ下りる予定なのに間違って栗ノ木洞へ登りかけてしまったというグループが引き返してきた。自分は栗ノ木洞を超えて寄へ下りると言ったら、おばさんが「がんばってね」とキャラメルをくれた。

栗ノ木洞への登りで後ろを振り返ったところ。左が鍋割山、中央の高い所は小丸。
14時54分、栗ノ木洞を通過。木に覆われていて何も見えない。

そろそろ帰りのバスのことが気になりだした。寄から新松田行きのバスは1時間に1本程度。栗ノ木洞からバス停まで地図のコースタイムでは70分なので、16時台の便に乗れるかなと思った。
15時05分、櫟山に到着。栗ノ木洞とは対照的に開放的なところ。
15時34分、林道を横切った。
このあたりまでは順調で、16時台のバスに乗れるのは確実と思ったのだが・・・

15時53分、鹿避け柵(トタン製)の扉を開けて茶畑に出たところで、どう進んでいいのか分からなくなってしまった。
写真には写っていないが、金網のフェンスがあって、茶畑に出ることはできなかった。しかたなく、フェンスと鹿避け柵の間を歩いた。人一人がやっと通れるくらいの幅だ。ここで、茶畑に向かって右側へ進んだのだが間違いだったのだろうか? 道はやがて薄暗い森の中に入り、延々と鹿避けの柵に沿って歩くはめになった。いったい何処へ行ってしまうのだろう?
しばらくすると、送電線の鉄塔の下に出た。地図を見て驚いた。これが地図に載っている送電線だとしたら、さきほど横切った林道の方にものすごく逆戻りしていることになる。どう考えてもそんなことはないと思うのだが・・・。

鉄塔の所から道が広くなっていて、車が通ったような跡があった。とりあえずこの道を下りていけばどこかに着くだろうと思って歩いていった(左の写真)。やがて民家が現れた。とある家の前に男の子がいたので、バス停までの道をたずねた。そうおかしな場所に下りてきたわけでもなさそうだった。
男の子が間違ったことを教えたわけでもないと思うが、いくら歩いてもバス停は現れなかった。これはおかしいと思って、また別の人に道をたずねた。やはり逆方向に来てしまっていた。歩いてきた道を引き返した(左の写真)。

16時36分、ようやくバス停に着いた。櫟山から、コースタイムより30分も余計にかかってしまった。結局16時台のバスには乗れず、17時10分のバスを待った。バスが来た頃にはもうすっかり日が暮れていた。終点の新松田まで、乗客はずっと僕一人だけだった。


まとめ

○寄から雨山峠を経由して鍋割山に至るコースは変化に富んでいるというか、単調な登りがあまりなくて退屈しない。ちょっとワイルドな感じもして、なかなかのおすすめ。今の季節は紅葉も美しい。ただ、沢沿いの部分で道に迷わないよう注意が必要。

○茶畑のところからバス停までは、どこをどう歩いたのか、いまだによく分からない。狐に化かされたような気分。特別いい所があるわけでもないので、後沢乗越からわざわざ寄に下ることはないであろう。だが、二俣経由で大倉に下りると長い林道歩きが面倒くさい。どちらがいいのか難しいところだ。今回間違ったところ、いつかまたトライしてみるか?

前のページ


丹沢ハイキング