台湾一周旅行

Part 9 阿里山登山鉄道

2005.5.2



嘉義(チャーイー)から阿里山登山鉄道に乗った。


嘉義駅にあった登山鉄道の時刻表。
一日2本あるように思えるが、平日は登り下り1本ずつ(車次5と6)しか出ない。

嘉義駅のとあるホームの隅っこ。こんな寂しいところから出発するとは、なかなか味のある列車だ。

阿里山まで片道399元(約1400円)。全席指定。当日でも入手できたようだが、乗れなかったらすごく悔しいのであらかじめ旅行代理店を通じてゲットしておいた。でも手数料が高かった。
列車がホームに入ってきた。前の扉が開いているのは、暑いせい?


なんでこんな鉄道があるのかというと、現在は観光客を乗せて走っているが、もともとは阿里山で切ったヒノキを運ぶために日本人が作ったのである。実は明治神宮の鳥居も阿里山のヒノキだった! 詳しくはこちら。
先頭側から見たところ。急斜面を登る関係で、ディーゼル機関車が後ろから客車を押しながら走る。なぜそうするといいのかは、よく分からない。

普通の電車よりも線路の幅が狭く、客車内の座席は3列ずつ(2+1)しかない。
阿里山登山鉄道は、世界三大登山鉄道のひとつなのだそうだ。スタート地点(嘉義)と阿里山の標高差は2000m以上ある。途中にスイッチバックもあったりして、まあ箱根登山鉄道をもっと壮大にしたようなものか。



←なんとなく、おもちゃの電車を撮った写真のよう
↑標高が低いうちはこんな感じ。山の斜面に椰子の木が密生しているなんて初めて見る風景。

列車はけっこう揺れがあって、しばらくすると眠くなってきた。ウトウトして目が覚めたら、すでに標高の高いところを走っていた。

このあと、いい感じの山の風景もみられたが、うまく写真が撮れなかった。阿里山までノンストップというわけではなく、思ったよりたくさんの駅に停まった。
2時間半かけて阿里山(仮駅)に着いた。さすがに涼しくて、半袖では寒いくらい。本来の駅は1999年の大地震で壊れて修復中だった。もうすぐ復活するようだ。


値段は忘れたが、駅を出るときに阿里山の入山料を払う必要があった。

乗ってきたのとは別の客車が停まっていた。翌朝、日の出を見にいく時に乗る列車であろう。
阿里山での宿は、着いてから適当に決めるつもりだった。駅の近くにホテルやお食事処が集まっているエリアがあって、その中の高山青賓館という所に泊まった。1000元だった(平日だったこともあってだいぶ割引している模様)。わりと簡素な部屋だったが1000元なら文句なし。

日の出を見に行くのに備えて早めに寝た。

Canon EOS 20D, Sigma 18-125mm F3.5-5.6


Indexに戻る


HOME