台湾一周旅行

Part 5 霧鹿峡谷(2)


2005.4.30 - 5.1


車道は渓谷沿いに大きくUの字を描くようにつけられていた。700mのトンネルのあと600mのトンネルもあった。ほんのお散歩のつもりが、結局6kmも歩くはめになってしまった。しかも正午前後だったので熱帯の太陽が真上から照りつけてきた。ホテルにたどりついた時にはたいへん疲労してしまった。

でも、おかげで霧鹿峡谷の様子を詳しく見ることができた。まあ、そんなにすごいというほどのものではないが、もしこれが日本にあったら、かなり有名な観光地にはなっているだろう。


岩の隙間から水蒸気(?)が出ているところがあった。このあたりは温泉が出るらしく、ホテルにも温泉(というよりもプールみたいなもの)があった。

途中に南部横貫公路を案内する看板があった。手書きで「池上」の文字が見えるが、決して私が書き加えたものではない。
この日は崖崩れでバスは天池までいけなかったが、普通の乗用車なら通れたらしい。


泊まったのは天龍飯店というホテルである。付近にはほとんど何もなく選択の余地はなさそうだ。一泊3000元のところを2700元にしてもらえた。台湾には10以上の先住民族がいて、特に東部はその人口比率が高い。ホテルの従業員もそれらしき人が多かった。室内のインテリアにも先住民族風デザインが取り入れられている。

近くにはレストランもないのホテルで夕食をとった。料金は300元。台湾の家庭料理という感じ(?)で、魚を揚げた料理がとてもおいしかった。フロントにいた女性が料理を運ぶ係りにもなってアットホームな雰囲気だった。


第5日

山を越えるのはあきらめて、列車で高雄を経由して台南に行くことにした。500元払ってホテルの車で池上まで送ってもらった。言葉が全く通じないのでこれを頼むのも一苦労だったが、日本語ができる旅行者(日本人とは限らない)がいて助かった。週末で宿泊客が多かったのが幸いだった。
池上駅から、鉄道の旅を再開した。台東のあたりは電化されておらず、ディーゼル機関車が客車を引っぱる。
車窓からの眺めは、いよいよ南国っぽくなってきた。

台東を過ぎてしばらくすると、海岸の近くを走るようになる。座席の位置が悪くて写真を撮れなかったが、海がすごく綺麗だった。
台湾南部には、何かを養殖していそうな池がたくさんあった。水車がまわっているのは、水中に酸素を送るためだろう。あと2〜3ヶ月もすると、このあたりのウナギが我々の胃袋におさまるのかもしれない。

Canon EOS 20D, Sigma 18-125mm F3.5-5.6
Canon PowerShot S45 (後半)


Indexに戻る


HOME