台湾一周旅行



Part 1 夜の台北徘徊

2005.4.27


14時15分成田発のエバー航空機で台湾へ飛び立った。成田を出てしばらくすると、窓から丹沢がよく見えた。その後もほぼ日本列島沿いに飛んでいたので、「ここはどのへんか?」と推測するのが楽しかった。台湾までの飛行時間はおよそ3時間半。これくらいなら、エコノミークラス症候群の心配もなく安心だ(?)。日本との時差は1時間で、到着前に時計の針を1時間戻した。

着陸が近づくと台湾の風景が見えてきた。成田と同じように空港の周辺は田舎だが、ほとんど日本と変わらないように見えた。着陸はとてもスムーズで衝撃が少なかった。エバー航空のパイロットは上手いと思った。

中正国際空港から台北市街まではエアポートバスを利用した。見知らぬ街に降り立って、一人で空港からホテルへ辿り着くというのは、けっこう難易度が高いものである。台湾のバスは、次どこに停まるかという電光掲示の案内もアナウンスも(中国語であったとしても役に立たないが)なかった。目的地は終点ではなかったので、まったくのお手上げ状態。幸い、近くの席にいた青年が親切にしてくれて、無事ホテルにチェックインできた。


ホテルに着いた頃には、すっかり暗くなっていたが、とりあえず台北の街をうおっちんぐすることにした。


まず驚いたのは、
バイクが大量に走っていることだ。
信号が青に変わると、一斉にダッシュする。すごくうるさい。

二人乗りは当たり前。
夫婦+子供2人の4人乗りなんていう、すごいのも見かけた。

それから、マスクをしている人が多いのも不思議だ。花粉症があるわけでもなし。SARS流行の名残かとも思ったが、歩行者はほとんどしていない。道路が埃っぽいのだろうか?マスクは日本と違ってカラフルでいろんな柄のものがある。
高速道路の高架下を疾走するバイク軍団。


バイクはうるさいが、交通マナーは上海よりもずっとよい。信号はほぼ守られているし、車がクラクションを鳴らしまくるようなこともない。
次に驚いたのは、コンビニが大量にあることだ。特にセブンイレブンがたくさんある。店と店の間隔が日本よりずっと短い。こんなんで採算がとれるのだろうか。

それから、袋が有料なのもびっくり。袋は1元(約3.5円)、店員に言わないとくれない。さすがに有料だけあって、日本のものより厚手でしっかりしている。ゴミの減量を考えると、日本も真似するといいかもしれない。
こちらは、ファミリーマート。もちろんローソンもある。

売っているものは、だいたい日本と同じ。ただし、店に入ったときの匂いが違う。日本だと、おでんや肉まんのにおいがするが、台湾では茶玉子(まっ黒なゆで玉子)の強烈な匂いが充満している。

登山用品の専門店を見つけた。4000m近い山がいくつもある台湾。日本同様、登山も盛んなようだ。
なんと台湾百名山という本(全3冊)もあった!
とうとう台北駅まで来てしまった。とても大きな建物だ。このあたりでは線路は地下に潜っていて、駅の中は広々としている。夜だったこともあってか、思ったより人が少なかった。明日からに備えて、鉄道の時刻表を買った(25元)。
駅の南側は、人通りが多くて賑やか。語学学校、専門学校が集まっているような所もあった。
いつのまにか、電脳街に入り込んでしまった。夜10時になり、そろそろ閉店するようだった。
スターバックスはどこにいってもあるなあ。

台北駅からMRT(要するに地下鉄)に乗ってホテルに戻った。


デジタルカメラ: Canon PowerShot S45

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