上海・蘇州の旅

Part 8



留園

上海から蘇州のホテルに移動するだけでとても疲れてしまったが、なんとか頑張って蘇州四大名園のひとつ留園を見に行った。蘇州四大名園は世界遺産に登録されており、TBSの「世界遺産」のサイトを調べたら、1998年に放送されていることが分かった。


この日は朝から雨が降っていて止むことがなかった。雨の庭園もいいものである。そういえば、ドビュッシーにそんなタイトルの曲があったなあ。


上海の豫園と同じように、穴から隣の庭を眺めるようになっている。


庭園の所々で伝統芸能の実演をやっていた。
(下の写真)







ホテルから留園まではタクシーを使ったが、留園を出てからは少し歩いてみることにした。


蘇州の信号は、赤・青どちらの場合でも残り時間がデジタル表示される。でもやはり、あまり守られていないようだ。

中国の人は、信号は無視するくせに、自転車の傘差し運転は非常に少ない。みんな律儀にカッパ(というかポンチョ?)を着て自転車に乗っている。真面目なのかどうか分からない。
蘇州の街も、古い建物がどんどん壊されて新しくなりつつある。


市の中心部に向かって歩いていると、ブライダル衣装を飾っている店が何軒もあった。結婚式でドレスを着るだけではなく、映画俳優のようにバッリチとポーズをキメて記念写真を撮るのが流行っているようだ。



観前街

結局、1時間以上も歩いて蘇州一の繁華街、観前街まで来てしまった。

ド派手なネオンのレストラン街(写真上)で、夕食をとることにした。ガイドブックに載っている有名店もあるが、外国人旅行客があまり入らなさそうな中級レストランを選んだ。
席につくと、ウエイトレスの女の子が中国語で熱心に話をするが、よく理解できない。どうやら、あるメニューを勧めているらしいが、かなり高価。結局、左の4品(+ビール)を注文した。

本場の中華料理は、日本のそれとは似て非なる物である。特に右上のスープは、まったく口に合わなかった。右下の炒飯だけは普通の味(日本人にとって)だった。

観前街には大きなデパートもある。上海が都会なのは分かっていたが、蘇州でさえここまでモダンになっているとは! 街の様子だけでなく人の顔もファッションも日本そっくり。ぼんやり歩いていると、ここが海外であることを忘れてしまいそう。



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