上海・蘇州の旅

Part 11

蘇州 盤門・拙政園



同里から蘇州に戻って、盤門景区を見学した。


蘇州は非常に歴史の古い都市で、2500年前、春秋戦国時代に呉の国が都を置いたのが始まりだとか。(歴史の苦手な私にこれ以上の説明はできない。)

14世紀に再建された城門が今も残っていて、それが盤門(パンメン)である。
中国の歴史が好きな人にとっては、たまらない観光名所かもしれないが、正直言って私にとっては??な所だった。綺麗に整備されすぎていて、単なる公園にしか思えなかった。

城壁の上はロマンチック(?)な歩道になっているが・・・

城壁の外を覗くと、なかなかすさまじい光景が広がっていた。運河沿いの家が木っ端みじんに壊されている。しかしよく見ると、まだ人が住んでいるところが部分的に残されている。一続きの長屋なのだから、壊すならみんな一緒でよさそうなものだが。事情があって移れない人もいるのだろうか。それなら、全員が引っ越してから壊せばよいのに。よく分からない。

盤門を出て街を散歩。坂道を登る三輪自転車のタクシー

日が暮れてきた頃、デパートの前でミニ・ファッションショーが始まった。


5月2日

上海行きの列車に乗るまで時間があったので、蘇州四大名園のひとつ拙政園を見学。

連休二日目の世界遺産は、ものすごい混雑だった。狭い回廊では身動きがとれないほど。
こう人が多くては、風情などあったものではない。6月からは入場制限が行われるそうだ。



拙政園からタクシーで蘇州駅へ向かった。中国に行ったらぜひタクシーに乗るべきである。暴走族並の運転でガンガン走ってくれる。中国では客が助手席に乗るのが一般的らしい。実際、後部座席よりも助手席がおすすめである。眼前に迫り来る対向車や歩行者。これはちょっとしたアミューズメントである。蘇州駅の近くはかなり渋滞していたが、歩道(自転車も走れる広めのレーン)を爆走して時間を短縮してくれた。



← 蘇州駅の待合室
長蛇の列を見てドッと疲れた。蘇州駅では軟座専用の待合室が見つからなかった。本当はあるのかもしれない。


上海に着いて、昼飯でも食べようと市の中心部に出たら、そこはもう隅田川花火大会のような人出で、どうにもならなかった。



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