三頭山

2005.9.03

小河内神社バス停 -- イヨ山 -- ヌカザス山 -- 三頭山 -- 西原峠 -- 仲の平バス停

先日の高尾山→陣馬山が思いのほかよかったので、東京の他の山にも行ってみようと思いました。手頃な高さと距離ということで、奥多摩湖の南にある三頭山(みとうさん、1531m)にヌカザス尾根から登ることにしました。三頭山は奥多摩三山のひとつ、東京ではまあまあメジャーな山みたいです。

武蔵五日市駅上空より(カシミール3D使用) 右が北側

○累積標高: 登り約 1250m / 下り約 1100m ○歩行距離: 約12km
(マーカーの位置は西原峠)

【タイムテーブル】

小河内神社バス停
登山道入口
イヨ山
ヌカザス山
三頭山(御堂峠)
三頭山(中央峰)
西原峠
仲の平バス停




10:10(発)
10:35(発)
11:29(着)
12:24(着)
13:45(着)
14:45(発)
15:53(着)
16:47(着)



●ホリデー快速奥多摩1号

7時44分新宿駅からホリデー快速おくたま1号に乗車。前6両は奥多摩行き、後ろ4両は拝島で切り離されて武蔵五日市行きになる。

電車は立川から青梅線に入った。次第に山へ行く格好をした乗客の割合が増えてくる。青梅駅を過ぎるといよいよ山の中を走るようになって電車のスピードが遅くなった。カーブのたびに連結部がミシミシ、車輪とレールの擦れる音がキンキン響いた。

終点の奥多摩駅に着いたのは9時14分。あまりに山奥なのでスイカで出られるか不安になったが、自動改札ではないものの小型のスイカ読み取り機が置いてあって大丈夫だった。バス乗り場には大勢の人が並んだが、奥多摩湖行きの臨時便を出してくれたおかげで正規の9時30分発丹波行きは混まなかった。

●奥多摩湖の浮き橋

バスに揺られること30分弱、小河内(おごうち)神社という停留所で下車。ここで降りたのは自分を含めて二人だけだった。三頭山は都民の森から登るのが最短コースで、このクソ暑い時期にわざわざ奥多摩湖から登る人は少ないと思われる。しばらく湖を眺めてから10時10分に歩き始めた。まずは奥多摩湖の上を浮き橋で対岸に渡る。これはなかなか面白い。

●登山口 (550mくらい)

橋を渡ってからちょっと迷ってしまったが、なんとかヌカザス尾根に入る登山口を道路脇に発見。10時35分スタート。ここの道路(奥多摩周遊道路)は峠を攻めに来ているバイクや車がいっぱい。とてもうるさい。

登山道に入ると最初からそこそこ急な登りが続く。1時間弱でイヨ山(971m)に到着。ずっと樹林帯の中。
●ヌカザス山 (1175m)

イヨ山からさらに1時間弱でヌカザス山に着いた。ヌカザス山の手前は距離は長くないもののかなり急な登りだった。そして、ヌカザス山の先、ツネ泣き坂はさらに厳しい急斜面で、気を抜くとスリップしたり後ろ向けにひっくり返りそうになるほど。ロープが張ってある所もあった。高尾山や陣馬山よりも高い山だが風がなかったので、とても暑く感じた。

入小沢の峰(1302m)を過ぎると緩やかな道になった。所々にブナの大木が見られる。

●三頭山(中央峰 1524.5m)

13時45分、御堂峠に到着。ここから三頭山の中央峰へ行く道と、東峰へ行く道が分かれている。どちらもすぐ近くの距離。とりあえず中央峰へ行ってみた(写真)。

ヌカザス尾根ではあまり人に会わなかったのに頂上は賑やかで少々びっくり。小さな子供を連れたファミリーも。やはり都民の森から登ってくる人が多いようだ。ベンチがたくさん置いてあって空きがあったので、ここで昼食をとることにした。

夏なので木の葉が茂っているうえに空が霞んでいて、眺めはあまりよくない。かろうじて木の間から東京都最高峰の雲取山(写真中央、たぶん)が見えた。
このあと三角点のある東峰へも行ってみた。が、どこが本当の最高点なのかよく分からなかった。

14時45分、西原峠のほうへ下山開始。ちょっとバスの時間が気になってきた。仲の平17時07分に乗る予定。これを逃すと次の便は19時台である。ガイドブックのコースタイムは2時間20分。これより遅くてはいけない。
●西原峠

15時53分、西原峠。このペースならバスは大丈夫そうだ。登山道を左折して数馬(かずま)の方へ下りる。まっすぐ進むと高尾山なんて書いてあるけど、それは遙か先の話。


●仲の平

西原峠から下る途中、「国定忠治が遠見をした木」という意味不明なモノがあって思わず足を止めてしまうというハプニングがあったが、無事バスに間に合った。



●まとめ
・暑かった。
・あんなに急な登りがあるとは思わなかった。余剰カロリー消費効果大。
・山頂を除くと見晴らしのいい場所がほとんどなくて残念。
・山の中に入っても遠くから奥多摩周遊道路のバイクの音が聞こえる。静寂を求める人には不向き。
・温泉センター「数馬の湯」に入ってから帰るべきだった!


Canon PowerShot S45



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