旭山動物園・美瑛・富良野


2007年 8月


妹が娘を連れて北海道にやってきたので、美瑛・富良野のメジャーな観光地をまわることになった。
まずは旭山動物園から。まだまだブームは続いていて、かなりの混雑。北極グマなどは長蛇の列である。

猛獣は寝てばかりいる。



次の日は美瑛の拓真館から。拓真館といのは、写真家 前田真三(1922-1998)の作品を展示するギャラリーである。美瑛の丘が広く知られるようになったのは前田氏の写真のおかげであるが、このことを知らない人があまりに多すぎる! 札幌の人も知らない。観光で美瑛に来たら、敬意を表して一度は訪れるべきであろう。写真は拓真館の隣の花畑。

こちらは美瑛の四季彩の丘。キヤノンのCM撮影に使われたこともある。


美瑛から富良野を通過して麓郷の森へ。麓郷は言うまでもなく「北の国から」の舞台となった場所である。撮影に使われた五郎の家などがそのまま保存されている。麓郷の次は新富良野プリンスホテルのニングルテラス内にある喫茶店「森の時計」へ(下の写真)。つまりは、倉本聡ツアーである。
この喫茶店は、倉本聡脚本のドラマ「優しい時間」のために作られたのが、そのまま本物の店になったものである。ここもえらい混んでいて驚いた。小さな子供連れなのでカウンター席(コーヒーミルで豆をひくことができる)は遠慮したが、「初雪」というチョコレートケーキがとてもおいしかった。




三日目は中富良野のファーム富田へ。ラベンダーの花はもうピークを過ぎて、刈り取り作業が行われている畑もあった。ラベンダーオイルを抽出する施設を見ることができた。

ラベンダーが終わっても、紫色をした別の種類の花が咲いていて、それらしい雰囲気は味わえる。
ファーム富田では、ラベンダーとメロンをミックスしたソフトクリームがおいしかった。


テレビドラマのロケ地をもうひとつ。まったく観たことはないが、酪農を学ぶ大学生のドラマ「牛に願いを」に登場したジェットコースターの道。美馬牛の近くにある。長くて急な坂の谷間が交差点になっていて、めちゃ危なそう。


ずっと天気が悪かったが、札幌に戻る頃になって少し青空が見えてきた。


旭山動物園の小菅園長、美瑛の丘を見出した前田真三、ラベンダー栽培の富田忠雄、そして「北の国から」の倉本聡。旭川から富良野にかけては、人の偉業によって有名になった観光地が多い。摩周湖や知床など自然そのものが観光資源になっている道東とは対照的である。



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