Canon PowerShot
S60 vs S45


PowerShot S60を買ってから4ヶ月以上たってしまった。
S45とどっちがいいのか、そろそろ結論を出したいところである。




PowerShot S60 PowerShot S45
PowerShotのSシリーズは、初代のS30/S40からS50まで外観はほとんど同じだったが、S60はレンズが新しくなってデザインも全面的に変更された。高さと厚みは少し減ったが、横幅はわずかに大きくなっている。重さは30g軽くなった。個人的にはS45のデザインの方が好みだし、レンズカバーの開閉もやりやすい。またS45のほうが持ったとき手にしっくりくる。

S45は三脚穴がレンズの真下にあったが、S60ではかなり端に寄せられてしまった。カメラを三脚に固定したままでもバッテリー交換可能になったのはいいが、安定度はイマイチ。

PowerShot S60 PowerShot S45
セットの操作(ボタンを押し込む)が失敗しやすくて評判の悪かったマルチコントローラーが廃止され、S60では普通の十字キーとセットボタンの組み合わせになった。確かにセットの操作はやりやすくなったが、全体的にはS45の方が操作性は良いのではないか?

S45のマルチコントローラーは確かにセット操作がやりにくいが、その操作が必要な機会はそれほど多くなく、あまり不便には感じない。それよりも十字キーの欠点の方が気になる。例えば露出補正の設定をしたいとき、S45であれば左手で一度FUNCボタンを押せば、あとは右手だけで楽に操作できる。しかも右手の構えは撮影時とあまり変えなくてすむのがいい。しかし、S60の十字キーを右手だけで操作するのは少々不安定で、つい左手を添えたくなる。さらに、十字キーを操作するにはボディを支える親指の位置を撮影時と大きく変えなければならない。これは大変煩わしい。

バッテリーとCFカード収納部のフタの向きが違っている。また、CF カードを差し込む向きも逆になっている。

液晶モニタの大きさやドット数は変わらないが、表示される画像の色は異なる。撮影後の画像を液晶モニタで見比べるとけっこう色が違うが、パソコンで見ると大きくは変わらない。あと、細かいことだが、ボタンを操作したときのピッピッという電子音の周波数がS45よりも低くなった。高齢者への配慮だろうか?

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