Fujifilm FinePix F30


Part 4 DMC-FX9との比較 (高感度vs手振れ補正)


高感度による手振れの防止と光学式の手振れ補正、どちらがより有効なのかは、なかなか判断が難しそうだ。

午後7時を過ぎて、ビルの明かりが目立つくらいになってきた。FinePix F30はISO 400に感度UP、DMC-FX9は 最低感度のISO 80のままで手振れ補正をONにした。ズーム位置はワイド端、完全に手持ちでの撮影である。


FinePix F30


DMC-FX9
ISO 400  F2.8, 1/42sec, f=8mm(ワイド端)

空に注目すると、F30のほうが周辺部の光量落ちは少ない。
ISO 80  F2.8, 1/6sec, f=6mm(ワイド端)

レンズのディストーションは、FX9のほうが少ないかもしれない。上の写真ではあまり分からないが、撮影中に液晶モニタを見たときは、F30はちょっと歪が大きいかなと思った。


拡大(等倍表示) 拡大(等倍表示)
ISO 100ではシャッタ速度が1/10秒だったが、ISO 400だと1/42秒になった。ワイド端なら手持ちでも大丈夫そう。
F30 のISO 400とFX9のISO 80、画質的にはいい勝負か?

ただ、AQUA のQの文字に注目すると、F30では色が残っているのに対し、FX9は飽和している。やはりF30のほうがラチチュードが広いのかもしれない。(F30の方が少し露出が暗めか?)

手振れ補正のおかげで、1/6秒というシャッタ速度でもちゃんと撮れる。何枚か撮った中では、少しブレた感じのものもあったが、たいていはこれくらいに撮れると思ってよさそう。






ふたたび自由の女神を撮ってみた。こんどはライトアップされている。やはり手摺の上にカメラを置いたが、さきほどとは場所が異なり、こちらの手摺は上面が平らでない。もちろん完全な手持ちよりはブレを防げるが、完全にカメラを固定することはできない。FX9は手振れ補正ONでもISO 200まで感度を上げる必要があった。F30は ISO 800に設定した。

FinePix F30 DMC-FX9
ISO 800  F5.0, 1/9sec, f=24mm(テレ端)

ISO 200  F5.0, 1/3sec, f=17mm(テレ端)

拡大(等倍表示) 拡大(等倍表示)
女神様のお顔はF30のほうが綺麗といって良さそう。FX9はISO 200以上に感度を上げるとノイズがかなり目立ってしまう。

拡大 その2 拡大 その2



さらに暗くなったところでレインボーブリッジを撮影。
手振れには不利だが、橋をある程度大きく写すにはズームをテレ側にせざるを得ない。やはり手摺に頼ったが、平らな部分がなく、カメラを完全には固定できなかった。FX9は最高感度のISO 400、F30はISO 1600に設定した。

FinePix F30 DMC-FX9
ISO 1600  F5.0, 1/4sec, f=22mm

ISO 400  F5.0, 1/1.3sec, f=17mm(テレ端)

拡大(等倍表示) 拡大(等倍表示)
拡大 その2 拡大 その2
こんな条件では三脚を使うのが普通だろうが、手摺や壁など(完全でないにせよ)カメラを固定するものと、ISO 1600という高感度があれば、なんとかなるようだ。何回かシャッターを切ったが、F30はどのカットもここに載せたのとほぼ同じように撮れている。一方、最高感度がISO 400のFX9ではシャッタ速度が約1秒になり、手振れ補正ONでも厳しい。何枚か撮ったうち、ここに載せたのがベストで、他はもっとブレてしまった。

次ページは、CanonPower S45との比較


もどる

HOME